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2016.11.17 » 8か月 前

ピルロはイタリアの伝説。”世界一”とも称されるFKは未だ色褪せることがない


イタリア「歴代最高」とも称される伝説的レジスタ・ピルロ

アンドレア・ピルロは、イタリア出身、現在はMLSのニューヨーク・シティFCに所属している。イタリアのセリエAで長きにわたり活躍し、中盤の底のポジションから非常に正確なキックで数多のゴールをアシストしてきただけでなく、今なお世界一と称される芸術的なFKを見せてきたレジェンド級のMFである。

ピルロの経歴

ブレシア時代

1995年に地元クラブのブレシアでセリエAデビュー。この時に、イタリアの伝説的プレーヤー、ロベルト・バッジョと出会い、「自らの後継者」として指名された経験を持つ。

インテル時代

ブレシア時代のプレーが目に止まり、1998年に憧れのチームでもあったインテルに移籍した。しかし、マークの集中するトップ下を担う選手としてはあまりにもフィジカルが脆弱であり、選手層の厚いインテルではまともな出場機会も与えられることがなかった。1999年にはレッジーナ、2001年には古巣のブレシアにレンタルに出されることとなった。ブレシアでは中盤の底でのプレーを経験し、これが後に彼のサッカー人生を大きく変えることになる。

ミラン時代

2001年になると、インテルのライバルであるACミランに完全移籍。しかし、トップ下にはマヌエル・ルイ・コスタの存在があり、こちらも出場機会はほとんどなかった。しかし、2001-2002シーズン途中にカルロ・アンチェロッティが新監督に就任すると、ピルロはアンカーとしての起用を直訴。守備主体のポジションに攻撃の要の選手を起用することは当時まだ珍しかったが、以降流行するポゼッション戦術を先取りしたコンバートとなった。

チームメイトに恵まれ、ピルロは攻撃の指揮を司る存在として光を放つことに。今までの不振が嘘のようなパフォーマンスを披露し、UEFAチャンピオンズリーグ優勝にも貢献した。

ユヴェントス時代

2011年5月18日、6月30日で満了となる契約を延長せずに10年間在籍したミランを退団する事を発表。移籍金なしの3年契約でユヴェントスFCへ移籍した。プレーの衰えが指摘され、獲得には懐疑的な意見もあったものの、ピーク時を彷彿させる正確無比なパスで一躍不可欠な存在となった。20季ぶり2チーム目となる無敗優勝に貢献するなど、彼がワールドクラスの選手であることを改めて象徴したのがこの頃である。この年からユヴェントスは連覇を続けており、その中でピルロの存在感は変わらず大きかった。

2012、2013、2014年シーズンは3期連続でセリエA最優秀選手も獲得、

ニューヨーク・シティに移籍

2015年7月6日、MLSのニューヨーク・シティFCに移籍。アメリカでも彼の人気は非常に高いものがあり、ユニフォームの売れ行きがMLSの選手の中でトップの成績とのことだ。

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ピルロのプレースタイル

ピルロはのプレーの特徴としてまず挙げられるのはそのキックの精度、そして戦術眼である。中盤の後方からでもそのキックを武器に非常に高いゲームメイクをこなすそのプレーは「レジスタ」、すなわちアンカーのポジションから一気にチャンスにつながるパスを供給する役割をこなす選手の第一人者となった。日本人でいうとガンバ大阪の遠藤保仁が非常に近いプレースタイルと言える。

イタリア代表でもレジスタとして長く活躍し、2006年のドイツW杯では3度のマンオブザマッチを

FIFA17ではパス・FKで全選手中1位の評価

サッカーゲームFIFA17では、パス部門・フリーキック部門で収録された全選手中1位の評価を受けた。衰えもありMLSへの移籍に至ったピルロだが、その衰えはスタミナやフィジカルの部分などが主であり、そのキック・テクニックに関しては今なお輝きを放っているとみられている。

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今後の去就は?

また、ピルロは去就に関する事にもコメントを残している。

「20年もの間トップリーグでプレーを続けると、過剰なストレスを受けずに純粋にサッカーを楽しみたい気持ちになる。僕は乗り越えられないような重圧がかかると、精神的に行き詰ってしまう。その時が来たらもうやめようと思っていた。その時はチャンピオンズリーグの決勝であるバルセロナ戦で訪れた。心の奥から、もう止めて休むべきという声が聞こえたら従うべき」

ーGOALより引用

これまで数々の伝説を作ってきた選手だけに、どのような形でピッチを去ることになるのか、目が離せない。

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