サッカーを愛する全てのファンに
2016.09.10 » 11か月 前

マンUを支える背番号10。元悪童ウェイン・ルーニーのプレーとキャリア


マンUを代表する背番号10番ウェイン・ルーニー

ウェイン・マーク・ルーニーは、イギリス・マージーサイド州リヴァプール出身。プレミアリーグ・マンチェスター・ユナイテッドに所属しており、イングランド代表のサッカー選手だ。ポジションはフォワード、ミッドフィルダーである。キャリアのスタートは同じくプレミアリーグのエヴァートンで、当時のエヴァートン、そしてプレミアリーグの最年少得点記録を更新した「天才」だ(それぞれ16歳と342日、16歳と360日)。モイーズ監督との関係悪化を機にマンチェスター・ユナイテッドに移籍してからはチームを代表する選手として成長していった。

2014年からはイングランド代表でも主将に抜擢されており、代表の歴代通算最多得点記録保持者でもある。その非常に万能なプレースタイルから代表でも欠かすことのできない存在であるルーニー、2016年にはフィールドプレーヤーとしての最多出場記録も更新した (デイビッド・ベッカム氏を抜く)。

世界が認めるワンダーボーイ

2004年9月28日のフェネルバフチェSK戦に先発出場したルーニーは、ハットトリックおよびアシスト1回を記録する大活躍。この日のゴールにより、チャンピオンズリーグの最年少ハットトリック記録を18歳と335日で更新した

この試合以降「ルーニーがゴールを決めるとユナイテッドは必ず勝つ」というジンクスが1年4か月続いている。また、無敗記録を再び49試合にまで伸ばしていたアーセナルとのリーグ戦でもゴールを決め、当時最強であったアーセナルの無敗記録を止めた。彼はそれゆえ「ワンダーボーイ」という異名を持っている。

2016-17シーズン開幕段階でプレミアリーグ歴代得点ランキング2位に立っており、またマンチェスター・ユナイテッドでのリーグ戦通算ゴールは元アーセナルのティエリ・アンリ氏が保持していた単一クラブでのプレミアリーグ最多ゴール記録を塗り替えるという歴史的快挙も成し遂げている。

ルーニーのプレースタイルは?

ルーニーのプレースタイルの特徴としてまず挙げられるのは、そのシュート、パスにおけるキックの精度。2013年のアストン・ヴィラ戦でファン・ペルシーのスーパーボレーをアシストしたロングボールを見ても、その精度が非常に高いことは一目瞭然だろう。もちろん、自らが得点を取ることにおいてもショートレンジ・ミドルレンジかかわらずきっちりコースを狙ってなおかつ威力のあるシュートを放つことができる。

ではシュートを防ぐために相手DFは常にタイトなマークを付けるべきなのだろうかというと、そういうわけにもいかない。彼の最も警戒すべき点はその得点能力というより、その総合力。上述したパスの精度、ゲームの組み立ての力、そしてドリブルで持ち上がる推進力。シュートのみを警戒していると彼は攻めるべきポイントを冷静に見極めてゲームをコントロールすることだろう。身長は178cmとFWとしてはやや小柄ながら競り合いでも非常に強いルーニーには隙が見当たらない。加えて守備の意識も高い、スタミナも豊富というのだから手のつけようがない。

日本代表・香川真司とのコンビも抜群


2012-2014シーズンにかけてマンUに所属した香川真司とのコンビネーションでは、当時モイーズ監督のもとサイドの突破からのクロスが志向されていたチームにおいて輝きを放っていた。ゲーム全体を見た上でオフザボールの動きの質も高いルーニー、香川のコンビは大きな可能性を示すものだったと言える。香川がハットトリックを決めた試合でも2つのアシストをマークしたのはルーニーであった。ルーニー自身も香川のプレーを賞賛するコメントが多く、お互いを高く評価していたことがわかる。

かつては「悪童」と呼ばれたものの…

若くしてプレミアリーグでの成功を収めたルーニーは、ピッチの内外での素行の悪さも有名だった。短期な性格から、タックルしてきた選手に報復をするといったプレー中の直情的な行動、年上のチームメイトやファーガソン元監督やコーチらにも気に入らないことであれば突っかかっていたというその性格は、まさに「悪童」と言われるに相応しいものだった。

結婚相手は16歳の時に出会ったコリーン(上記画像)という女性であるものの、その後娼婦街に通い不倫をしていた、また賭け事に大金をつぎ込むなど様々な騒動を起こしてきたルーニーではあるが、年を重ねるにつれてそういった報道は減っていった。チームの中心選手として成長していく中でマンUを代表する選手としての自覚が芽生えていったのではないだろうか。マンUに2年間所属していた香川真司選手もルーニーについて、イメージに反して非常に親切な人間だと語った。

「ハゲ」いじりも慣れたもの?


※植毛前

%e3%82%8b%e2%88%92%e3%83%8b%e3%83%bc
※植毛後

子供のような顔の一方で頭髪の薄さが話題に上がっていたルーニー、チームメイトであったマイケル・オーウェンやクリスティアーノ・ロナウドらにもよくそのことをいじられていたそう。そんな彼もやはり気にしていたようで2011年に自らのTwitterアカウントで植毛手術を受けたことを発表。その費用は日本円にして300万円を超えるとも言われている。写真を見ても確かにその効果はあったようで本人も満足しているんだとか。

プレミアリーグ20周年のベストゴールはルーニーのバイシクルシュート

プレミアリーグが2012年に創立20周年を記念し、歴代ベストゴールを投票で発表した際にに選ばれたのが、2011年2月マンチェスター・シティ戦で決めたオーバーヘッドシュートである。ダイナミックなこのオーバーヘッドシュートが、サッカーファンのハートを猛烈につかんだことは言うまでもない。特にシティとの戦いはマンチェスターダービーと呼ばれる双方のファン、そしてイギリス中が注目する一戦。その大舞台でこのプレーを見せるところが、彼の一流たる所以と言えるのだではないだろうか。

ちなみに、プレミアリーグ10周年を記念した投票では、同じくマンチェスター・ユナイテッドでプレーしていた・デイビッド・ベッカムのゴールが選ばれている。彼のシュートもまた、プレミアリーグの歴史を語る上では欠かせないだろう。マンUの黄金時代を築いたベッカムやギグスら名だたる「先輩」のプレーから、ルーニーもまた学んでいったのだろうと考えずにはいられない。

ルーニーはマンUでキャリアを終えるのか?

マンUを代表する選手としてキャリアを積んできたウェイン・ルーニー。かつてともにプレーしたクリスティアーノ・ロナウドのように他国リーグへの移籍の噂も絶えない同選手であるが、結果的には30歳に至るまでマンUでプレーし続けることとなっている。この年齢から「ステップアップ」の意味合いで移籍することは考えにくいと言って良いだろう。

2018年のロシアW杯を最後にイングランド代表からの引退も明言している同選手、円熟期のプレーに期待がかかる。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です